■第1回公開セミナー・レポート |
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「埼玉県環境影響評価技術マニュアル(第1版) ―温室効果ガス編―」について 講師 埼玉県環境部環境政策課環境影響評価担当主幹 落合通明 期日 平成21年9月2日 |
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埼玉県は、昭和56年に要綱により環境影響評価制度を導入し、平成6年に条例を制定している。その対象事業の一部については、平成11年の「埼玉県環境影響評価技術指針」で「温室効果ガス等」を予測評価の標準項目として、事業実施前段階から環境配慮を推進してきている。平成21年4月には、これまでの取り組みを踏まえ、今後、ますます重要となる温室効果ガスの環境影響評価に関する具体的な実施方法等を示し、より積極的な取り組みを促すことを目的に技術マニュアルが作成されたが、今回はこのマニュアルについての紹介が行われた。 |
(レポーター:八千代エンジニヤリング(株) 安田達行) |
■第1回公開セミナー・レポート |
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「環境影響評価における温室効果ガスに関する研究」について 講師 (社)日本環境アセスメント協会 研究部会新技術研究会 期日 平成21年9月2日 |
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外部から講師を招いてセミナーを行うことが多い中、今回は自前の研究テーマについての報告発表であり、先立って行われた埼玉県の「環境影響評価技術マニュアル―温室効果ガス編―」の講演と組み合わせもあって、会員のほかに自治体からの参加者も多くみられた。 |
(レポーター:八千代エンジニヤリング(株) 安田達行) |
■第2回公開セミナー・レポート |
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環境影響評価制度総合研究会報告書の概要について 講師 環境省総合環境政策局環境影響評価課 課長補佐 沼田正樹 期日 平成21年10月20日 |
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セミナーは、はじめに栗本会長から環境影響評価法制定とそれに対応した資格制度(環境アセスメント士)等演題に関係する当協会の対応、立場からの背景説明、挨拶の後開始された。 沼田課長補佐からは、資料として、「環境影響評価制度総合研究会報告書」、「同(資料編)」、「環境影響評価制度総合研究会報告書の概要」の3つが配布され、「概要」をもとに逐次解説の形で丁寧に説明が進められた。 この報告書は、環境影響評価法の定めにより、制定後10年を経過した時点で、施行状況について検討し、必要な措置を講ずるための資料としてまとめられた。 講演は、19名の委員により議論されてきた内容を、報告書に沿って、環境影響評価制度の変遷及び法制定後の動向、環境影響評価制度の現状、最後に環境影響評価制度の課題という順で説明された。個々のテーマに関しては、研究会で出された主な意見、関連して議論された事項、そして今後の検討課題としてあげられた事項という順で具体的に説明された。よく理解できたのは何事にも見方は一つではなく、公益を重視すべき「環境」ではなおさら深い議論が必要である。研究会で検討されたそれぞれの意見にはいろいろなトレードオフが見え隠れするが、有識者が現状を下敷きに幅広く熱く議論を重ねられた結果が成文化されたことが伝わってきた。 われわれ実務者は、ともすれば「法」、「条例」を教条的にあるいは事務的に眺め、裏にある「理念」のようなものに想いがいかなくなりがちである。法制定後10年での見直しは、実務者であるわれわれにも柔軟な思考で実務にあたることを問いかけていると考えたい。 注目度の高い話題に対する公開セミナーであったことから、大学教員、土木、建設系関係者など環境コンサルタント以外の参加者も多く、熱気の感じられるセミナーであった。 |
(レポーター:アジア航測(株) 塚本吉雄) |
■第2回公開セミナー・レポート |
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環境影響評価制度の見直しの課題と今後の方向 講師 福岡大学法学部 教授 浅野直人 期日 平成21年10月20日 |
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環境省環境影響評価制度総合研究会座長である福岡大学の浅野直人教授から、研究会の経過、現行法制度制定・施行後の状況の変化の認識、現行法の課題・論点について説明があった。
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(レポーター:(株)静環検査センター 飯島眞治) |
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