新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行に伴う JEASにおける感染予防対策の基本的考え方

政府は、これまで「新型インフルエンザ対策特別措置法」に基づき、基本的対処方針において、「三つの密」の回避、「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」、「手洗い等の手指衛生」、「換気」等の基本的な感染対策の実施を個人や事業者に求めてきた。しかし今後は、新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけの変更により、感染対策を政府として一律に求めることはなくなり、個人の選択を尊重し、自主的な取組をベースとすることに変更された。当協会の感染防止対策においても、このような政府方針の変更を受けて、基本的考え方を以下のとおりとする。

  • マスクの着用
    個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とする。但し、高齢者等重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、マスク着用が効果的な場面では、マスクの着用を推奨する。
  • 手洗い等の手指衛生
    政府の一律的な求めはないものの、新型コロナウイルス感染症の特徴を踏まえた基本的感染対策として引き続き有効であることから、可能な限り実行する。
  • 換気
    政府の一律的な求めはないものの、新型コロナウイルス感染症の特徴を踏まえた基本的感染対策として引き続き有効であることから、可能な限り実行する。
  • 「三つの密」の回避、人と人との距離の確保
    政府の一律的な求めはないものの、流行期において、高齢者等重症化リスクの高い方は換気の悪い場所や不特定多数の人がいるような混雑した場所、近接した会話を避けることが引き続き有効であることから、可能な限り実行する。(避けられない場合はマスク着用が有効)

※感染予防対策の実施(検温、消毒液の設置、パーティションの設置等)に当たっては、感染対策上の必要性に加え、経済的・社会的合理性や持続可能性の観点も考慮する。考慮すべき点は以下のとおりである。

・ウイルスの感染経路等(飛沫感染、エアロゾル感染、接触感染等)を踏まえた期待される対策の有効性
・実施の手間、コスト等を踏まえた費用対効果
・人付き合い、コミュニケーションとの兼ね合い
・他の感染予防対策との重複、代替可能性等

関連記事