環境アセスメント士について
環境アセスメント士とは?
「環境アセスメント士」は、環境アセスメントに専門特化した資格であり、(一社)日本環境アセスメント協会(JEAS)が認定を行っています。 環境アセスメントに関する環境の調査、予測及び評価の実施、環境保全措置の検討、環境影響評価図書の作成・支援、環境アセスメントの制度、手続き等の実務について、専門的な技術・技能を有し、その実務を的確に行えることを資格要件としています。
詳しくは下記リンクをご参照ください。
継続教育(CPD)制度
環境アセスメント士の資格登録の有効期間は5 年と定められ、資格の更新に際し、JEAS 所定のCPD 単位の取得を条件としています。継続教育を支援して行くための「継続教育(CPD)制度」(以下、「JEAS‐CPD
制度」という)があります。
JEASは「建設系CPD協議会」に加入しており、協議会加盟16団体の各CPDプログラムが相互利用できます。「環境アセスメント士」の皆様には、これら多様なCPDプログラムをご活用下さい。CPD記録の登録申請は加盟団体の規約に従って登録をお願い致します。
- 建設系CPD協議会 http://www.cpd-ccesa.org/
なお、2013年7月29日付け国土交通省関東地方整備局企画部技術管理課発表の「継続教育(CPD)の評価について」により、プロポーザル・総合評価案件では、2013年10月1日以降「CPD評価の追加」があり、建設系CPD協議会の構成団体が発行する「CPD登録証明書等」が評価の対象となりました。JEAS-CPDも同評価の対象となっています(評価基準:50単位/年)。
環境アセスメント士が「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格登録規程」(平成26年国土交通省告示第1107号)に基づく「技術者資格」に登録されました。
この制度は、民間事業者等が付与する「技術者資格」を国土交通省が登録し、社会資本に関する調査・設計等の発注業務で活用する取り組みです。平成26年度に登録が行われた橋梁などの50資格に続く2度目の登録で計画・調査・設計分野も対象となり、環境アセスメント士は建設環境分野の調査業務の管理技術者資格として登録されました。
国及び地方公共団体の業務発注に際し、総合評価での加点評価など、今後ますますの活用が期待されています。 「技術者資格登録制度」等に関する詳細は、国土交通省の報道発表をご参照ください。
「グリーンファイナンス促進利子補給金交付事業」・「環境リスク調査融資促進利子補給金交付事業」
における環境アセスメント士の役割
平成25年度から始まった「グリーンファイナンス促進利子補給金交付事業」は、平成26年度に「環境リスク調査融資促進利子補給金交付事業」と名称が変わりました。これらの事業では、事業計画において簡易アセスの実施が義務付けられており、指導・助言を得た専門技術者として「環境アセスメント士」等の氏名の記載が必要とされています。環境アセスメント士の活躍の場が広がっています。グリーンファイナンス等に関する詳細は、環境省の報道発表及び基金設置法人である「環境パートナーシップ会議」のHPをご参照ください。
※その他、環境省発注業務の技術者資格として、調査業務等では環境アセスメント士が管理技術者、自然共生コンサルタント業務では環境アセスメント士(自然環境部門)が担当技術者として評価対象とされています。