今回のセミナーは、当協会研究部会の自然環境影響評価技法研究会、条例アセス研究会、制度・政策研究会、新領域研究会の令和4年と令和5年度の調査研究成果の報告を行うものです。
各位におかれましてはご多忙とは存じますが、会員、会員外を問わず、お誘い合わせのうえ多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。
1.日 時:令和6年9月25日(水) 13:30~16:30
2.会 場:江東区文化センター ホール
https://www.kcf.or.jp/koto/shisetsu/ichiran/detail/?id=2
3.定 員:300名(先着申込み順)
4.参加費:会員無料、非会員1,000円(三菱UFJ銀行事前振り込み)
5.申込み:令和6年9月20日までに協会ホームページ内申込フォームにてお申込下さい。
次第
(1)自然環境影響評価技法研究会報告(13:40~14:10)
本研究会では、自然環境分野の環境影響評価についての予測・評価手法の検討・実装に向け、定量的な予測及び評価の展望可能性、特性と留意点について調査・整理し、ケーススタディを実施するとともに、洋上風力発電事業における海域の生態系調査・評価について国内外の事例や知見の収集・整理や課題の抽出、今後の展望等について調査・研究を行いました。
今回は、研究成果として、①環境影響評価における定量的な予測及び評価手法の実用化に向けた事例研究、②海域における生態系の予測評価手法の検討について報告します。
(2)条例アセス研究会報告(14:10~14:40)
本研究会では、「条例アセスのあり方」に関する基礎研究として2010~2022年度に実施した研究結果を踏まえ、地域性、独自性に着目するとともに、ESG投資やグリーンインフラなどの新たな要素や新型コロナウィルスによる世界的なパンデミックを経て新たな生活様式を踏まえた調査、研究を行いました。
今回は、研究成果として、①ポジティブ・アセスメントに関する調査・研究(ESG債と環境アセスメントの関係性に関する調査、グリーンインフラがアセス規定に組み込まれた横浜市環境配慮指針等に関する調査、ポジティブ・アセスメントに対する自治体の認識を確認するためのアンケート調査の3テーマ)②新しい生活様式下での環境影響評価のあり方に関する調査・研究(新しい生活様式化での環境影響評価手続きに関する調査、環境影響評価の予測結果に対する可視化手法に関する調査の2テーマ)について報告します。
(3)制度・政策研究会報告(14:40~15:30)
本研究会では、環境影響評価法を中心に、わかりやすい環境影響評価に着目し、近年の動向を踏まえたアセスメント制度や政策について、アセス実務のサポートになり得ることを目的として、現行のアセス制度の状況及び今後のアセスのあり方に関する調査・研究を行いました。
今回は、①スクリーニングによるアセス手続き省略に関する研究、②自治体の自主アセス受け入れに関する研究、③SDGsに貢献するアセスのあり方に関する研究、④わかりやすい生態系項目のあり方に関する研究について報告します。
(4)新領域研究会報告(15:30~16:20)
本研究会では、時代に即した環境アセスメントに関する重要テーマや企業ニーズを反映した新領域テーマとして、脱炭素、気候変動や経済手法等と環境影響評価、自主アセスの普及啓発に関する調査・研究を行いました。
今回は、研究成果として、①脱炭素目標を見据えた環境影響評価に資する温室効果ガスの予測評価に関する研究、②気候変動適応を考慮した環境影響評価手法に関する研究、③自主的環境アセスメントの普及啓発に関する研究、④経済的評価手法の環境影響評価への導入可能性に関する研究について報告します。
なお、この公開セミナーはJEAS-CPD制度の認定プログラムです。